また、「静」と「動」も
幻であって、
僕は宇宙にあるものは
一つとして静止しているものはない
と思っています。
静止衛星というものが
ありますよねぇ、
あれは「衛星が地球の自転と同じ速度で
地球の周りを回っているので
あたかも静止しているかのようになる」
って説明されますけど、
それ「あたかも」ですか？
静止ってすべてそういうことじゃ
ありませんか？
僕の前の机の上にある消しゴムは
静止していますが
僕も消しゴムも地球の自転によって
物凄い速度で、等速度で動いています。
太陽は太陽系の真ん中で静止しているように
イメージされますが
銀河系のなかを物凄い速度で動いています。
そもそも、宇宙には「ここ」という
特別な位置はないので
宇宙ですれちがう宇宙船があったとしたら
どちらかが、動いているとか、
どちらかが止まっているとか、
両方が動いているとか、言えないのです。
すべてが相対的なのです。
だから、地動説も
「そう考えた方が力学的にシンプルで
説明し易い」というだけで、
「地球のまわりを太陽が回ってる」
とか、
「地球の周りを惑星は非常に複雑に
回っている」とか言っても
ぜんぜん間違っていないのです。
もし、宇宙の中で
「これだけは真に静止している」
と言えるものが有れば教えて下さい。
今、僕が主張したことなど
どこかの偉い学者さんは言ってると
思いますが、そういう方がいたら、
そういう方の著作など誰かご存知なら
専門的な考えを知りたいので
教えて下さい。
