ミクロとマクロ

経済にミクロ経済とマクロ経済が

あるように

人間の価値観にもミクロとマクロが

あって、

個人による感覚と社会の感覚は

必ずしも一致しない。

ガザでイスラエルの攻撃に起因して

幼い子や妻を亡くした男の悲しみと、

能登の震災で幼い子や妻を亡くした

男の悲しみは、同じではあるが、

日本社会にとって

この2つの事柄に対する同情は、

同じとは言い難い。

汚職を疑われた政治家が

清廉潔白であることを

知っている家族や支持者が

彼が不起訴になった時の安堵と、

彼が不起訴になった時の

社会の人々の感情の気運は

全く正反対な可能性が高い。

自由主義である社会は

このミクロとマクロの矛盾に

いつの日か、何らかの

解決を、見つけなければ

ならない、かもしれない。