四宮有馬の考え方

運命は100%決まっています。でも、あなたは100%自由です。

優秀な移民

もし、あるとしたら
人間の、暑さ寒さの感覚を
コントロールして
生命、健康に影響ない限りは
暑さ寒さを不快に感じなくする
機械や薬ができるかもしれないが
それでも、生命維持や健康のため
何らかのエアコンは
必要でしょ。
とにかく、
空も飛べたし、宇宙もいけた、
持ってるガジェットで
何でも調べられて
何でも観れる。
これ以上科学進んでほしい?
だいたい、この辺でいいんじゃ無い?
細かい改善は欲しいけど、
実は、
AIとかバーチャルとか進んでも
そんなに革命的な生活の
起こらないと思う。
例えば完璧なロボットが
生まれて、雇用が奪われても
優秀な移民の人が増えたのと
同じでしょ。

僕たちの文明

この100年程
驚くべきスピードで
進歩した
僕たちの文明は
このままのスピードで
進歩し続けるものでは
ないと思う。
人間の欲求のままに
進歩したいく文明に対して
そろそろそれぞれの分野で
人間は
満足し始めている。
扇風機に対する不満は
エアコンという
全く違う属性のものを
生み出したが
エアコンはエアコンとして
もっと精密になったり
もっと快適になったり
都市全体をコントロールするとか
エアコンとしての進化を
したとしても
人間の暑さ寒さを
快適にコントロールする
新たな属性の機器は
生まれない。
なぜかといえば
人間がそこまで
求めないから。

残る古いもの

古き良きもの
という言葉は
ありそうです。
古き悪きもの
も、
慣用的ではなくても
言うでしょう。
でも、
良し悪しではありません。
いつまでも残っている
古いものと
消えてゆく
古いものがあって
その基準は
必ずしも
良し悪しでは
ないのです。
みんながいつまでたっても
使っていると
良かろうが悪かろうが
残っていくのです。
未来を想うとき
そのことを忘れては
想像が狂うのです。

未来を夢想

扇風機が普及し始めたとき、
人々は
扇子も団扇も
そのうち無くなると
思っていました。
エアコンが普及し始めたとき
人々は
扇風機はそのうち無くなる
と思っていました。
しかし、
今も扇子や団扇も扇風機も
ちゃんとあります。
サンプリングされてて
タッチもコントロールできる
電子ピアノが普及し始めたとき
知り合いの音大生は
従来のアコースティックな
ピアノは
将来無くなるのか、
と心配していましたが、
無くなりません。
新しいものができると
古いものは
たしかに一時期の
産業としての隆盛は
失われるでしょうが
意外と無くなりません。
描いた21世紀の都市は
21世紀になって
すでに四半世紀になりますが
一向にそんな都市は
ありません。
科学の進歩は
驚くべきスピードなのに
古きものの慣性は
脅威的に強く
しかし人々が
未来を夢想するときは
文明の進歩ばかり夢見て
古きものの粘着力を
忘れているのです。

AIと共存

前に言ったとおり
すべての仕事は
サービス業だから
人手不足 = インフレ
決してデフレに戻らない。
技術革新が、
人手不足を解消すれば
多少インフレが緩やかにはなるかも。
でも、
ロボットが増えれば
それをメンテできる人が
不足するから、
ロボットがロボットをメンテし、
ロボットがロボットを作り
その作る工程も
AIが企画、立案、管理、メンテ
できるようにならなければならない。
そうすると、
その業務の
コンプライアンスのチェックや
監査をできる人が不足するから
AIがそれもできるようになれば、
インフレは収まるかも
しれない。
しかし、その時
人間はそれらと共存できる
でしょうか。

すべては決まっているのだけれど

昨日僕が言ったことと
真逆で、
よく賢者の方が
「過去は変えられるけど
 未来は変えられない」
とか、おっしゃるのを
たまに聞いて
僕は最初
あまり良く解らなかったけど、
こういうことだと思う。
「過去はどおとでも
 自分の解釈でその意味を
 変えられるけど
 未来はこれから起こること
 だから、
 まだ、変えられない」
つまり、
未来は変えるものではなく、
これから創るもの、ということ。
そして、
どう創られてゆくかは
すべて決まっているのだけれど。